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2007年2月23日

オリンパスワイド E 続き

レンズの次はファインダーの清掃。
霧が発生して視界30mの状態なので本体上部カバーを外してみた。ネジの状態などからして過去に一度は開けられているらしい。これだけ古いカメラなら当然か。

ファインダーは距離計が無いので実に簡単な構造になっていた。気持ちが良いくらいシンプルだ。
だけどアルバタ式のブライトフレームとレンズの間隔が狭い。ここを拭かないと霧は晴れないのに綿棒もピンセットも入らない。かといってフレームやレンズは接着剤で固定してあるので無理に外すと壊れそうだし。ドラえもんのスモールライトが欲しくなる。
折畳んだクリーニングペーパーの間に薄く削った竹串を挟んでそれで拭いたらなんとか霧は晴れた。完璧にクッキリではないけど気にならないくらいスッキリになった。
同時にブライトフレームもスッキリ見えるようになった。全周均一に劣化していてなかなか良い味を出している。

上面カバーを外したついでなので露出計も少しいじってみた。
針の振れが実際の明るさより暗いめを指してるようなので調整ネジを回してみる。
あまり上がらなかった。下げることは出来るけど。起電力が落ちているのだろう。作られてからすでに50年くらい経っているのだから無理もない。針が振れるだけでもありがたいと思う。

あとは部品を磨きながら組み立てる。
とその前に巻戻しクランク周囲の露出換算ダイヤルも分解掃除。これでスムーズに動くようなった。この部分はメカっぽくてカッコいい。
巻戻しクランクは曲がっていたので小型の万力を使って修正した。我ながら神業。(^_^;

070220came3

フィルム室周辺の遮光にはモルトプレーンではなくフェルトが張られてあった。張替えられた物だろうか。レンズのカビ具合からしてもかなり年数が経っているはずだけどこのままで使えそうだ。

上面カバーには小さなブツブツや錆びなどがあるけど、まずまず綺麗になった。

070220came4

試し撮りしてみよう。

OLYMPUS WIDE-E
35mm判レンズシャッターカメラ
レンズ   : D ズイコー3.5cm F3.5(3群4枚) 最小絞りF22
シャッター : コパルMXV( B・1〜1/500秒)
露出計   : セレン光電池式
ファインダ : 逆ガリレオ式、アルバダ式ブライトフレーム、パララックス補正機能無し
ピント   : 目測 最短撮影距離 0.6m
大きさ   : 125X88X57
重さ    : 不明
発売    : 1957年

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受信: 2007年2月23日 19:46

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