なぜかサイバーショット DSC-H5

　デジカメを持ち歩くのは野山を徘徊するときが多い。被写体は風景とか虫とか怪しい物体とか記念撮影やちょっとした記録やメモの代わりとしても。なんでも撮ってしまうのでなんでも撮れるカメラがいい。それで小さければなお良い。
　実際のところ今出回っている３倍ズーム付きデジカメであればどの機種でもことは足りる、そう思っていた。どれもコンパクトだし。
　だけどふと野鳥も撮れたらいいな〜などと欲を出したものだから面倒な事になった。デジタル一眼も考えたけど、レンズが大きく重たいし、今使っているフィルムカメラとも目的がダブってしまう。そんなわけでこんな中途半端なカメラを買うこととなった。CCDのサイズが1/2.5incしかないのにとてもコンパクトではない。まあ一眼レフよりは小さいけど。
　でもって高倍率ズーム＋手ブレ補正機能付きというこのジャンルのカメラ、あまり需要はないらしくて機種がかなり限られている。性能はどれも似たり寄ったり。一長一短があって、どれでもいいかなという感じだった。もしどれか１機種をあなたにあげますと言われたらどれでも喜んでもらっていただろう(あたりまえか)。
　重要なのは使い勝手の良さなんだけど、カメラに限らずそれが使いやすいかどうかなんてことは実際にしばらく使ってみないとわからないもの。結局はでかい液晶ニモタに引かれてCyber-shot DSC-H5を選んだのだった。